こんばんは、怒涛のスケジュールが終わった管理人です。2日連続でマクロ教室でしたが、いやあ…大変でしたが充実しました。今は書くよりも、いろいろインプットしたい時期みたいなので、疲れましたがとても楽しいです。
ヒャッハー!ガンガン発売だ!先月の終わり方がアレだったので今月は四の五の言わずに買いました。
感想文は明日書くとして、今日はキンブリーに迫るをテーマに書いてみようと思います。
単純なようでなかなか難しいのか、難しいと思うから難しいのか分かりませんが、キンブリというのはイメージが掴みにくいキャラです。
最近はずっと16巻〜20巻を、特に奴が主役だった「紅蓮の男」を読み返してますが、結論から言うと「どんな事象にも必ず存在する真理の一点」を突くまでには至ってません。
そこそこ近いところまでは迫れますが、あと一歩の距離が無限に長い。
こんな物体の真理を突いてなにかいいことがあるかといえば何もないですが(…)ただ、キンブリーに対する疑問という心のモヤモヤを取りたいだけです。
喩えるなら、背中にへばりついた長い髪の毛がなかなか取れないあの感触に近いです。放っておいてもたいしたことないけど気持ち悪いじゃないですかあれは
。(髪の長い人しか分からない悩み)
抜けた髪の毛扱いかよとキンブリファンの皆様に怒られてしまいそうですが、いえ決してそのようなことはありません、えろ要員という重要な存在価値があるではないですか(殴
)(もういい悪魔の巣に帰れ)
生死の対極にのみ価値を見出す、自分が全知全能の神と思い上がっている極度の傲慢、我が身を滅ぼしてまで道を究めることを是として、同じように生きる人に敬意を払う…なんとかここらへんまでは思い至れます。
原作キンブリーにとって破壊というのは表層的なことで、実は生死の対極を生み出すための一過程じゃないかと思います。破壊に美しさを求めているし、それも含めて大好きなことには違いないですが、快楽殺人鬼のアニメブリとはここが決定的に違います。
傲慢なのは…こればっかりは牛せんせいのキンブリー幼少期外伝でも出ない限りは分かりません。そもそもミドルネームもろくに考えてないキャラの過去なんて設定してるのか不安はありますが、名前以外はしっかり設定するのが好きらしいので、もし設定があるならいつか公開してくれたらいいなと思います。でも、黙ってても謎が残るから、それはそれで深みが出ていいかも…
ロックヴェル夫妻に敬意を払うシーンは、この物体を考察する上でとても重要だと思います。
ご夫妻もまた、子供がいながら身を滅ぼすほど道を究めてしまった人たちです。どう考えてもウィンリィのために、せめて夫婦のどちらかが帰るべきでしたが、二人とも仁術を貫いてしまった。少なくとも、保護者であることを放棄してます。(あああ、批判してるんじゃないですよ!保護者としては失格だけど、「親」としてはこれ以上ない道を示した人たちです!こんなひどい道を越えて、ウィンリィもとことん凄い人だと思います)
エドワードと言い争ってたときも、殺さない覚悟ってやつだよ!と反論されると「貫けばそれも真理」と納得したあたり、(それが何であれ)道を貫く姿勢に敬意を払うのは間違いなさそうです。
そして、エドワードをあっさり殺そうとしたあたり、もしご夫妻がスカーさんに殺されなくても、この物体が
(話をした後に)殺したのでしょう。
良心とか情とか、大事な感情を端から棄てている段階でとんでもない異端で、ときどき情を見せるホムンクルスたち以上の怪物ですが、鋼界でいちばんの怪物を人間にしたのは荒川氏上手いなと思いました。
さすがアイヌモシリ(北海道)の侵略者
(※開拓農民)の子孫なだけあって、いちばん残酷なのは人間、という真理をよくご存知です。いや決して荒川氏を侮辱してるわけじゃありませんし
(どこから見ても侮辱だろこれは!!)、そんなことを言い出すと北海道産のものが全く食べられなくなります。
最前線の開拓農民よりむしろ当時の政府が批判対象なのは当然なんですが、なんか、いろいろ調べてるともうね…いや私ごときが荒川氏を責める資格なんか一切ありませんし、問題発言なのは承知してます。道産の野菜もよく食べてますし・・・
まあ、北海道でもなければ学校じゃ教えてくれないでしょうし、少しはアイヌ人の歴史も調べておいたほうがいいですよってことで。
以前から鋼は加害者意識の強い作品と感じますが、何でかな、やっぱり可愛がってる家畜を殺して暮らしてたせいか?と思いましたが、…こればっかりは本人に聞いてみないと分からないですけどね。
荒川氏は私のようなヌル〜い都会暮らしでは絶対に見つめられない残酷さと隣り合わせに暮らしていて、それも含めて生命という概念がある、ように思います。その残酷を漉した究極体がキンブリーじゃないかと、私は解釈してます。
だから、異端でありながら(一部読者に)高く関心が寄せられるのです、きっと。
…解釈とか派生原因とか、そんなのは個人的には二の次なんです、二の次話題ばっかり湧いて出て、肝心の核心にいつまで経っても突けないのが切ないです。
この物体がどうして異端になったか。
この最大の謎を解明できる日は来るのでしょうか?来なくてもいいけど来たら最高に嬉しいです。
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拍手して下さった方々、ありがとうございました!
Thanks for Webclup!!:D
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11/12追記
読み直して、荒川氏に侵略者の子孫などと傲慢なことを書いてしまったんだと猛反省してます。
一方的な情報だけなのはアンフェアなので開拓農民の歴史も少し調べましたが、広大な原生林を手作業で1つ1つ切り株を掘り出して開墾して、と壮絶にハードな作業で、しかもせっかく開墾しても天災続きで放棄されることも度々あったと知りました。文字通り、血の滲む大変な作業は讃えこそすれ非難される謂れはありません。
少なくとも(たぶん明治)政府の許可をもらった上での開墾で、しかも自力で成し遂げたものなら第三者が軽々しく非難できるものじゃありません。
ここに深く反省し、二度と侮辱しないことを誓います。
すいません、楽しくない話題で。