昨日は馬鹿全開の禄でもない感想文を披露してしまいました。
どれも私にとっては重要議題ですが、こんなことで騒いでるのは間違いなく私だけです。
今日は心を入れ替えて(?)真面目な鋼16巻感想を書かせて頂きます。
まだコミック未読でネタバレ勘弁という方は、この先は御覧にならないようお願い致します。正式発売日から2日経ったので、今日からネタバレ回避白文字は止めました。しかし発売日通りに発売される地区ってどこまでなんだろう。沖縄ではガンガン発売が7日も遅れると聞いたし・・・(コミックは分からない)
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ハガレンピープルはかなり長い引用文が自動的に付いてしまうので気をつけないといけませんが、これだけ下げれば大丈夫でしょうか。大丈夫でなかったら・・・すみません |||orz(<過去に何度か失敗をした)
では大丈夫であるという前提で書かせて頂きます。
キンブリーですよキンブリ!
まずはこのぴよ付き悪戯悪魔の話題をせずしてGREEDY CHICKは始まりません。真っ白いスーツに身を固めた紳士ふうの悪魔だなんて、
い き な り 反 則 技 です。
白いスーツで艶やかな黒髪ですか。
何この辻の悪魔カラー。私の中のキンブリ路神フラグがますます立ってしまったではありませんか。(黙れ斜め上)
この男はどうしてもアニメの印象が濃いし、以前からのキンブリファンはアニメからの方がほとんどなので
(当然だ・・・原作に出てこないんだから)これを書くのは大変な勇気がいるのですが・・・
・・・個人的には原作キンブリに惚れてしまいました。アニメは野良っぽい粗雑さがありましたが、原作は洗練されていて、個人的にはこっちのほうが好みだったりします。周囲に偉そうに振舞っているのは大減点ですが、それ以外はパーフェクトに私の惚れツボを突いてきます。
もちろんアニメの野良猫キンブリも、あれはあれで可愛いですが
(可愛い・・・?)最後に尻尾巻いて逃げようとしてた段階で決定的な減点です。なんだ結局は邪悪な卑怯者かよとガックリしたことを思い出しました。(あの後のアルフォンスくん巻き付き事件で私の中の人気が巻き返しましたが)
その点、原作で正面向きながら電車で逃げた構図は見事です。たとえ逃げるにしても敵に背を向けない、清々しい、真の意味での悪を演出した見事な構図です。
邪悪と悪は似て非なるもので、因果応報を理解し、死が降りかかっても正面から受け入れる「悪」は、ある意味でフェアな概念です。
私はフェアであることを最重要とするアメリカ人みたいな感性なので、この点で原作キンブリーの評価はうなぎのぼりです。
まさか、
まさかこの私がこんな悪魔に惚れてしまうなんて・・・怪物
(グリードのこと)でおなかいっぱいだったはずなのに・・・と敗北宣言を出したいきもちでいっぱいではあります。しかし、決定的に惚れた原因の台詞も今巻にしっかり収録されていて感慨深いものがありました。
スカーに脇腹を貫かれて逃げた後の台詞
「死を築く者は死に追われるのだ。」
は(私の見る目は間違えてなかった!この男は因果応報という真理を実感してる!)と印象付ける決定的な台詞でした。私の中では15巻でマスタングに言い放った「前を見ろ。」に引き続く名台詞です。
罪に罪が跳ね返ることを知り、それすらも愉しむ変態野郎。魂をかけて破壊の美を追求する狂人。この理解不能な変態の悪魔(・・・スミマセン)を少しでも理解するために奮闘しているのが今の私です。
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